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焼成の違い「酸化」と「還元」

粘土を成形し、高温で焼成してつくられる陶磁器。焼成には、主に800℃前後で焼成する「素焼き」と、1250℃前後で焼成する「本焼き」の2種類があります。素焼き素地に絵付けをし、1220~1280℃で焼成して仕上げるのが「本焼き」(強化磁器の場合1300℃)。温度や炉内の雰囲気により「酸化焼成」や「還元焼成」など数種類の焼き方があり、これにより質感や色味が変わります。

酸化焼成

窯の中に酸素を十分に送り込みながら焼成する方法。完全燃焼。

素地や釉薬に含まれる様々な物質が酸素と結合(酸化)して、色味や質感を変えます。電気窯での焼成は、炎やガスが発生せず、窯の中には十分な酸素があるため、そのまま焼くと酸化焼成になります。

酸化:緑色系・黄色系

還元焼成

釉薬が溶け始める、900℃あたりから空気の供給を制限する焼成方法。不完全燃焼

酸素の送り込みを制限することで、素地や釉薬に含まれる物質と酸素が結合して起こる変化を防いだり、すでに含まれている酸素を表面に引き出し、放出することで質感や色味を変えます。

還元:赤色系・青色系

酸素と結びつくのが「酸化」反応

土や釉薬に含まれる鉄、銅などの金属成分とその量、釉薬の基材の組成によりさまざまに変化します

釉薬の色味は、窯の温度の上げ方・下げ方によっても変化します

織部は酸化させると緑色となり、還元させると赤色の「辰砂」となる

黄瀬戸は酸化させると黄色となり、還元させると青色の「青磁」となる

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